目に見える製品を持たないNXグループは、創業当時から、人財こそが競争力の源泉と位置づけています。さまざまな環境変化の中で求める人財像は変わってきているものの、人財こそが最も重要な資本の一つであり、従業員が幸せにエンゲージメント高く働きイノベーションを生むことが、お客様、株主、社会に対しての価値創出につながると考えています。
多様で優秀な人財の充実、一人ひとりのパフォーマンス向上、インクルーシブな職場風土の構築に取り組むことで、人財の総合力向上を目指します。
NXグループでは、従業員のエンゲージメント向上に向けて、取り組むべき課題を明らかにするために、2023年度から「エンゲージメントサーベイ」を実施しています。グループ全体および各社ごとの定量的な現状把握、課題抽出を行い、エンゲージメントの向上を目指します。なお、エンゲージメントサーベイは、毎年1回実施し、経年変化を測定しながら、施策の有効性を検証していきます。
労働を取り巻く環境変化、働き方の多様化に伴い、NXグループにおいても、働き手自らが問題意識をもち、学び、働くことを通じてキャリアを構築していくとの意識へと変化していく必要があります。
2023年度は、グループ内公募制度(ポスキャリG)を推進してきましたが、上記の環境変化を受けて、2024年度以降は、ポスキャリに加え、当社グループ全体のキャリア方針を策定し、キャリア支援の具体的な取り組みを進めていきます。
NXグループでは、管理職登用をはじめとする女性の活躍推進は、有能な人財の確保だけでなく、多様性が生み出す競争力強化、組織の活性化という面においても重要であると考えています。
日本通運株式会社では、休業時の評価制度変更や、リモートワーク制度の拡充など、女性の就業環境改善を図りました。また、ライフイベントへの対応を考えるワークライフデザインセミナーや、女性管理職候補者に対するリーダー育成研修などのキャリア支援を行い、女性勤続率の向上に努めました。
2024年度も、継続的な就業支援に取り組み、女性が安心して活躍出来る環境を作っていきます。
日本通運株式会社では、ダイバーシティ経営を行う上で必要となる「多様なメンバーそれぞれの違いを認め合い、組織の力に変えるマネジメント」や「インクルーシブな職場づくり」についての知識やスキル習得を目的に、全管理職を対象に支援型マネジメント研修や、LGBTQ研修を継続的に実施していきます。
本マテリアリティに対するその他の取り組みについては サステナビリティデータブック[PDF 16,770KB]をご確認ください。