重要課題(マテリアリティ)
気候変動への対応強化

NXグループがこの重要課題に取り組む理由

物流事業は地球温暖化の原因であるCO2排出量が多く(日本の部門別CO2排出量の17.4%:2021年※)、CO2排出削減の取り組みは喫緊の課題です。また、お客様の貨物輸送時におけるCO2排出量(Scope3)削減も重要な課題であると認識しています。このため、NXグループはCO2排出量の削減を持続的な事業成長に向けて取り組むべき重要課題と位置づけ、積極的な取り組みを進めています。この認識の下、当社グループはCO2排出量削減に関する中長期目標として、2013年比で当社グループ全体のScope1,2の排出量50%削減を目指す2030年目標、当社グループ全体でカーボンニュートラル社会の実現に貢献する2050年目標を設定しました。目標達成に向けて、自社事業におけるCO2排出量削減に努めるとともに、お客様の貨物輸送時におけるCO2排出量削減に貢献する商品·サービスの提供に取り組むことで、事業存続の前提となる地球環境の保全に貢献するとともに、事業成長の機会を追求していきます。

重要課題の取り組みの詳細と企業価値へのつながり

重要課題の取り組み状況

・NXグループのカーボンニュートラルに向けたロードマップの策定

NXグループではCO2排出削減の取り組みを、グループの持続的成長と企業価値向上につなげるうえで必要な経営上の重要課題と捉え、積極的に取り組んでいます。今般、当社グループの2050年までの脱炭素化への道のりを示す削減ロードマップを策定しました。これは、当社グループが掲げる2030年・2050年CO2排出削減目標の着実な達成に向けた、現時点における具体的な主要施策とマイルストーンを示すものです。今後、環境配慮車両や代替燃料等の技術開発や市場動向等も踏まえ、より具体的な計画を策定する予定です。これらの目標達成にむけた施策を着実に進めるため、当社グループ一丸となってCO2排出削減に向けた取り組みに一層注力します。

・NXグループ経営計画2028におけるCO2削減への取り組み

NXグループは、「NXグループ経営計画2028」において、気候変動への対応強化を特に重要度の高い喫緊の課題の1つと位置づけており、取り組みに注力しています。経営計画の期間において、Scope1・2およびScope3の排出削減中間目標をKPIとして設定するとともに、具体的なアクションプランを定め、各種取り組みの進捗を管理していきます。また、設定した中間目標達成に向け、環境配慮車両等サステナビリティ投資として、250億円の設備投資を計画しています。

本マテリアリティに対するその他の取り組みについては サステナビリティデータブック[PDF 16,770KB]をご確認ください。