NXグループでは「社会から求められ信頼される存在であること」を企業理念として掲げています。そして、人権の尊重や安全・コンプライアンス・品質に対する価値観を基本とした現場力が、当社グループの価値創造、社会からの信頼の土台となっています。
この価値観の下、コンプライアンスの遵守、人権尊重に関わる取り組みおよび従業員の安全・安心の確保への取り組みを推進しており、安全におけるリスクの低減や人財流出リスクの低減へとつながっています。
NXグループでは、「重大事故災害発生ゼロ」を目標に、各事業会社の安全推進担当者が参加する会議を半期に一度リージョン毎に開催し、トップダウンとボトムアップの双方向でグループ・グローバルでの安全・品質向上活動を促進しています。
2023年度には、事故災害の基準をグループ全体で統一した「NXグループ交通事故、労働災害、貨物事故取扱要領」を制定したほか、協力会社の安全・品質の向上を目的としたチェックリストの運用を開始しました。グループ各社においては、前年度に発生した事故災害の傾向を把握した上で2024年度の安全目標と安全取り組み事項を策定し、事故災害の防止に努めています。
2024年度は、安全品質に関するグループ間での交流を図る安全品質研修の実施、事故リスクを低減させることができる先進(または「最新」)技術の積極的な導入、また、協力会社における安全・品質チェックリストの活用による協力会社との協働での品質向上など、グループ・グローバルでの安全品質マネジメント体制強化を進めています。
国内外における「ビジネスにおける人権」への社会要請の高まりや、お客様をはじめとする取引先からの期待を踏まえ、NXグループ全体で一貫した人権尊重の取り組みを実現するため「NXグループ人権方針」を2023年8月に策定・公表しました。
また、責任ある調達活動の基盤として、「NXグループ持続可能な調達方針」を2023年12月に策定・公表しました。今後も社会から求められ信頼される存在であるために、ステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを大切にしながら、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
NXグループでは、当社グループにおける人権リスクを特定・評価しています。初年度となる2023年度は、国内外の主要グループ会社における人権リスク所管部門へヒアリングを実施し、社内通報制度等の既存の内部情報および各種国際基準、国際機関のレポート等の外部情報を基にリスクを特定しました。
本マテリアリティに対するその他の取り組みについては サステナビリティデータブック[PDF 16,770KB]をご確認ください。