~半導体産業などの温湿度管理や衝撃管理が求められる貨物を対象にリアルタイムモニタリングサービスを提供開始~
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、リアルタイムで正確な貨物情報のモニタリングが可能なサービスを展開するTive, Inc.(社長:Krenar Komoni 以下、Tive社)と戦略的パートナーシップ契約を締結しました。
Tive社は、アメリカ・ボストンに本社を置き、最新のテクノロジーを活用してサプライチェーンの可視化を可能にする、リアルタイムモニタリングサービスを提供しています。正確なロケーション情報の取得、また温度・湿度・衝撃・照度といった情報のモニタリングにも対応し、半導体や医薬品等、高品質な物流サービスが求められる業界に最適なソリューションを提供します。
NXグループは、「NXグループ経営計画2028 Dynamic Growth 2.0" Accelerating Sustainable Growth 〜持続的な成長の加速〜 "」において、半導体関連産業を重点産業と位置付け、半導体に関連した物流の取り組みを加速させています。
数あるモニタリングデバイス・サービスの検討・検証を実施し、より高い安定性を保つ加速度計測により貨物に衝撃が加わったタイミングを正確に記録、温度管理に加えて湿度管理にも対応するTive社との戦略的パートナーシップ契約を締結しました。厳格な温湿度管理や衝撃管理が求められる半導体関連産業を中心に、貨物の輸送状況をEnd to Endでモニタリングする輸送サービスのさらなる品質向上を実現します。
■提供するサービスの概要
Tive社のリアルタイム追跡が可能なIoTデバイス(通信機能付きデータロガー:Solo 5G)を活用し、半導体や医薬品など高付加価値貨物の輸送状況を、リアルタイムで詳細にモニタリングします。今後はNXグループの国際航空フォワーディングサービス「e-NX Visibility」と連携し、より正確で透明性の高いサプライチェーンをお客様に提供します。
■Solo 5Gの特長
NXグループは、お客様のニーズに最適な物流ソリューションをEnd to Endで提供するとともに、さらなるサービス品質向上に向けて取り組んでまいります。
(*1) GxP(Good x Practice):医薬品等の研究開発・製造・管理・保管・流通各段階における製品の品質、安全性やトレーサビリティを確保することを目的に策定された、品質ガイドライン・規制の総称。