~ASEAN域内を繋ぐクロスボーダー鉄道貨物輸送サービスの構築を目指す~
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)のグループ会社、NX南アジア・オセアニア株式会社(社長:田中博之)は、マレーシアのクアラルンプールからパダンベサールまでマレーシア鉄道を利用した専用列車による鉄道貨物輸送のトライアルを、9月20日(水)~22日(金)に実施しました。今後、ASEAN域内を繋ぐクロスボーダー鉄道貨物輸送サービスの構築を目指します。
(今回のトライアル輸送ルート図)
(今回のトライアル輸送の様子)
【サービス開発の背景】
ASEAN地域では、域内各国の経済連携により拡大する国際物流需要と、購買力向上による消費財需要の高まりにより、サプライチェーンの再構築が検討されています。一方、気候変動問題や、トラックのドライバー不足、燃油費の高騰などの社会課題が発生しており、ASEAN地域でもカーボンニュートラル社会を実現するための具体的な取り組みや、輸送能力の増強が大きな課題となっています。
NXグループは、上海からシンガポールの約7,000kmを結ぶ陸路輸送サービス「SS7000」を整備し、トラック輸送の定期混載サービスを提供しています。また、世界各国でカーボンニュートラル社会を目指す動きが加速する中、2022年4月から、中国とラオスを結ぶ国際鉄道を利用し、ASEANと周辺国を繋ぐ新たな複合輸送サービスを開始しています。
今回、さらなるCO2排出削減に貢献する物流サービスを開発するため、マレーシアのクアラルンプールとパダンベサール間において、専用列車によるトライアル輸送を行いました。
【マレーシアにおけるトライアル輸送の内容】
ルート | クアラルンプール(以下、SGW) ⇔ パダンベサール(以下、PDB) |
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日程 | (往路)SGW発 9月20日(水)21時 ➡ PDB着 9月21日(木)9時 (復路)PDB発 9月21日(木)19時 ➡ SGW着 9月22日(金)7時 |
コンテナ | 40FTコンテナx30本 |
【今後の取り組み】
NXグループは、マレーシア、タイ、ラオス、カンボジアなどの鉄道を活用し、今後、ASEAN地域において国際鉄道輸送ネットワークを構築することを目指します。
また、あらゆる輸送モードを組み合わせ、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けてCO2排出削減に貢献する物流サービスを開発・提供することで、これからもお客様のサステナビリティ経営をサポートしてまいります。