日本通運株式会社
日本通運株式会社は、先進的なロジスティクスロボットや作業補助機器の導入と職場環境の整備を通じて、これまで倉庫で働くことが困難だった人々の障壁を取り除くことを目指す「誰にもやさしい倉庫 (NX Universal Harmonious Work Warehouse )」プロジェクトを開始しました。この取組みにより、すべての就労者の生産性の確保とともに、これまでアプローチできていなかった労働市場への拡大を図り、労働力の確保と持続可能な社会の実現を目指します。
プロジェクトの第一段階として、WHILL株式会社の近距離モビリティを導入し、歩行が困難な方でも自立的に行動・作業できる倉庫を実現します。また、この次世代型モビリティとAGV(無人搬送機)、AMR(自律走行搬送ロボット)などを連携させることで、ピッキング作業などの倉庫内作業ができる環境も整えました。さらに、多様な従業員の視点を活かしたユニバーサルデザインのソリューションを提供する株式会社ミライロと提携し、多様な働き方に対する意識の醸成と受け入れの準備も進めています。
今後は、本取組みの複数拠点への展開を進めるとともに、さらなる多様性に対応できる「誰にもやさしい倉庫」を構築します。従業員が、働きがい・やりがいを持ちながら、一人ひとりが能力を最大限に発揮できるような職場環境の整備を進めていきます。