ニュースリリース

NIPPON EXPRESS ホールディングス、CO2排出量削減目標でSBT認定を取得

 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、2030年のCO2排出量削減目標について、SBTイニシアティブ(SBTi)*1よりSBT短期目標の認定を取得しました。

20250619-2-1.png

 SBT(Science Based Targets)とは、パリ協定が定める「産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える」という目標に整合した、企業の温室効果ガス(GHG)排出削減目標です。SBTiは、これらの目標が科学的に妥当であるかを審査・認定する国際的な組織です。

 NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、気候変動への対応強化を重要課題(マテリアリティ)の一つと位置づけ、自社事業におけるCO2排出削減に努めるとともに、お客様のCO2排出削減に貢献する商品・サービスの創出を推進しています。また、2023年5月にSBT イニシアティブ(SBTi)にコミットメントレターを提出し*2、1.5℃目標に整合する目標設定とその実現に向けた取り組みが評価され、今回の認定取得に至りました。

■SBTiより認定されたNXグループの温室効果ガス(GHG)2030年排出量削減目標

 なお、今回SBTiに認定されたScope1・Scope2の削減目標は、従前より掲げている2030年削減目標「2013年比でNXグループ全体のCO2自社排出量の50%削減」に相当します。

 NXグループは、これからも長期的視野に立ったサステナビリティ経営を実践し、事業を通じて気候変動対策に取り組むことで、人々のより良い暮らしと持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

*1:SBTイニシアティブ(SBTi)は、CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4つの機関が共同で運営し、パリ協定目標達成に向け、企業に対して科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定することを推進しています。
*2:https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/press/2023/20230516-1.html
*3:Scope1は自社での燃料使用等による温室効果ガスの直接排出、Scope2は購入した電力・熱による温室効果ガスの間接排出を指します。
*4:Scope3 はScope1、Scope2以外の間接排出を指します。
*5:カテゴリ4は、上流の輸送・流通による排出量を指し、NXグループでは利用運送に伴う排出量が対象となります。また、利用運送に伴う排出量について、Scope3の算定方法の精緻化や算定範囲の見直しに伴い、カテゴリ1からカテゴリ4に再計上しました。
*6:カテゴリ11は販売した製品の使用による排出量を指します。Scope3の算定方法や範囲の見直しに伴い、新たにカテゴリ11を計上しました。なお、2022年度のNXグループにおける、販売した化石燃料の使用に伴うカテゴリ11の排出量は、5,530,747 t-CO2eです。