~総面積37,000㎡、医薬品物流能力を拡充~
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)のグループ会社であるMD Logistics LLC(社長:John Sell、以下「MDロジスティクス」)は、米国インディアナ州プレインフィールドに位置する同社最大規模の物流拠点において、南側エリアの改修工事を本年7月に完了しました。これにより、総面積約37,000m2の全館がcGMP(*)に準拠した医薬品専用施設として稼働を開始します。
(倉庫外観)
(南側倉庫内観)
インディアナ州は米国中西部における重要な物流拠点であり、多くの製薬会社やライフサイエンス関連企業が集積しています。近年、温度管理が可能でcGMPに準拠した物流施設への需要は急速に拡大しており、MDロジスティクスはこれに対応するため段階的な施設改修を進めてきました。
2024年9月には、同拠点の北側エリア(約18,500m2)を、定温エリア(摂氏15~25度)と冷蔵エリア(摂氏2~8度)の2温度帯を備えたcGMP準拠の医薬品専用施設に改修。今回、新たに南側エリア(約18,500m2)の改修を行ったことで、全館が医薬品専用倉庫として稼働可能となりました。
南側エリアの改修では、定温エリア(摂氏15~25度)を整備し、医薬品、健康関連製品などの品質を確保するための最適な保管環境を実現しました。これにより、MDロジスティクスは既存顧客だけでなく新規のお客様からの需要にも柔軟に対応できる体制を確立し、拡大するライフサイエンス・医薬品業界のニーズに応えることが可能となります。
NXグループは、信頼性と安全性の高いグローバルな医薬品物流プラットフォームを構築することで世界の医薬品業界のお客様をサポートし、世界の『人々の健康に貢献する』ことを目指してまいります。
<倉庫の概要>
所在地 | 700 Perry Rd. Plainfield, IN 46168 |
全館面積 | 37,000m2 |
対応温度帯 | 摂氏2~8度/摂氏15~25度(2温度帯) |
主要設備 | 定温倉庫、冷蔵倉庫、温度監視システム、監視カメラ、アクセス制御、発電機 |
* cGMP(Current Good Manufacturing Practice):米国における医薬品やバイオ製品の製造および品質管理に関する規制基準