ニュースリリース

日本通運、大阪・関西万博における輸送業務で次世代バイオ燃料RDを導入

~環境配慮型輸送により、サステナブルな万博運営に貢献~

 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)のグループ会社、日本通運株式会社(社長:竹添進二郎 以下、日本通運)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の輸送において、次世代バイオ燃料であるRD*(リニューアブル・ディーゼル)燃料をトラック車両に使用し、環境負荷低減に配慮した輸送サービスを開始しました。

■取組みの背景
 NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、気候変動への対応強化を重要課題(マテリアリティ)の一つと位置づけ、自社事業におけるCO2排出削減に努めるとともに、お客様のCO2排出削減に貢献する商品・サービスの創出を推進しています。また、日本通運が大阪・関西万博において「場内貨物取扱指定事業者」「推奨物流事業者」の指名を受けるなど、グループ全体で大阪・関西万博をサポートしています。今回、会場内の輸送業務において、NX商事株式会社および伊藤忠エネクス株式会社と連携し、トラック車両にRD燃料を使用しています。

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(RD燃料使用車写真)

■取組みの概要
 RD燃料を活用し、大阪・関西万博における多様な荷物の運搬業務を行います。また、会場内で発生する廃棄物の管理・収集・運搬処理業務も博覧会協会から受託しており、Reduce・Reuse・Recycle(3R)の推進による資源循環にも貢献しています。分別誘導を行う「3Rステーション」の整備・運営においては、多言語対応資材の調達・設置や運用を通じて、国際色豊かな来場者にも対応したリサイクル支援を実施しています。

 NXグループは、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けてCO2排出量削減に貢献する物流サービスを開発・提供し、これからもお客様のサステナビリティ経営をサポートしてまいります。

*RD燃料は、廃食油や廃動植物油など、食料と競合しない10種類以上の原料から製造される次世代バイオ燃料であり、従来の化石燃料と比較してCO2排出量を大幅に削減できることが特長です。