ニュースリリース

cargo-partner、Spiral社と共同で倉庫内のドローン飛行デモンストレーションを実施

 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)のグループ会社である、cargo-partner GmbH(社長:Luca Ferrara 以下、cargo-partner)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の出資先である株式会社Spiral(以下、Spiral社)と共同で、9月12日(木)にオーストリア・フィッシャムエントの自社倉庫でドローン飛行のデモンストレーションを実施しました。

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(デモンストレーションの様子)

 Spiral社は、屋内に特化したドローン自律飛行システム"MarkFlex®︎Air(*)"を開発するスタートアップ企業です。"MarkFlex®︎Air"を活用することにより、トンネル、ダム、下水道システムなど、GPS環境がない屋内の施設でも、ドローンを自律飛行させることが可能になります。
 同社は、世界有数の建設企業や土木工学の専門知識を持つ名門大学が存在するオーストリアのウィーンに新しいオフィスを開設し、この革新的なソリューションをヨーロッパのインフラ業界に提供します。

 NXグループは、グローバル規模での事業成長を志すスタートアップ企業を積極的に支援しています。今回はその取り組みとして、オーストリアに本拠地を構えるcargo-partnerと共同でドローンのデモフライト環境を構築し、「"MarkFlex®︎Air"を活用した、倉庫内の指定ルートを正確に自律飛行させるデモンストレーション」を行いました。今後は、デモフライトで得た知見を活用し、ドローン技術を取り入れた物流現場の自動化・効率化に向けた取り組みも進めていきます。
 本デモンストレーションには水内龍太在オーストリア日本国特命全権大使もご視察に訪れ、両国のさらなる連携と、技術協力の推進に期待を示されました。

 Spiral社は、「"MarkFlex®︎Air"は、インフラの検査プロセスをより安全で効率的なものへと革新させる技術です。ヨーロッパの社会インフラの持続可能性に貢献することを楽しみにしています。」とコメントし、cargo-partnerは、「今回のデモンストレーションは、cargo-partnerを含めNXグループやSpiral社にとって、素晴らしい取り組みです。我々が革新と持続可能性の実現に貢献できることを誇りに思っています。」とコメント。両社とも持続可能な社会への貢献に向けて意欲的に語りました。

 NXグループは、今後も国内外のスタートアップ企業との事業共創を通じて社会課題を解決し、すべての人が豊かで充実した生活を送れる、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

*:屋内などの電波が届かない環境でもマーカーを用いることでドローンの自律飛行を可能にするシステム。
  Spiral社は制御装置および目印部の特許を取得。

■株式会社Spiral概要

会社名 株式会社Spiral
本社所在地 東京都葛飾区堀切2-49-2
設立年 2016年
代表者 石川 知寛
資本金 100百万円
従業員数 20名(2024年6月現在)
事業内容 非GPS環境下におけるドローン自律飛行システムの開発
ホームページ https://spiral-robotics.com/