~脱炭素社会の実現にむけた取り組みをグローバルで加速~
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、CO2排出量の見える化クラウドサービスを提供するアスエネ株式会社(社長:西和田浩平 以下、アスエネ社)に5月29日に出資し、資本業務提携契約を締結いたしました。
■アスエネ社概要
アスエネ社は「次世代によりよい世界を」をミッションに、企業のサステナビリティ経営を支援し、脱炭素社会の創造に取り組んでいるスタートアップ企業です。Climate Tech領域のサービスとして、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」や、ESG評価クラウドサービス「アスエネESG」、カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」を運営・提供しています。「アスエネ」は現在、6,000社を超える企業・自治体の導入実績があり、日本・アジアにおいて事業を拡大しています。
■出資の背景と目的
脱炭素社会の実現に向けて、気候変動に関する情報開示に向けた動きが加速しているなか、企業は自社のみならずサプライチェーン全体の CO2排出量の計測・削減への対応を迫られています。NXグループは、創立100周年となる2037年に「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」となることを「長期ビジョン」として掲げています。また、同ビジョン達成に向けて策定した経営計画「NXグループ経営計画2028 Dynamic Growth 2.0 "Accelerating Sustainable Growth ~持続的な成長の加速~"」では、「サステナビリティと経営の統合」をコア戦略の1つに定め、持続的な成長とステークホルダーとの共創による企業価値向上を目指してきました。
今回、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスを提供するアスエネ社に出資することでNXグループのCO2排出量削減に向けた取り組みをグローバルで加速させるとともに、お客様のサステナビリティ経営をサポートするサービスの開発に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献します。
■ 取り組み内容
NXグループは、今後も国内外に広がるネットワークを活かして、将来性のあるスタートアップ企業との共創に取り組んでまいります。
*1: 廃食油や植物、廃材などを原料とした、持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)から得られる環境価値を購入し、お客様のサプライチェーンにおけるCO2排出量を削減できる航空輸送サービス
*2: 海上輸送と鉄道輸送を組み合わせたモーダルコンビネーション型輸送サービス
*3: 小ロットからの鉄道利用が可能な低炭素型鉄道輸送サービス
*4: 高い温度管理性能を持つ、再利用可能なパッシブ型(非電源型)の温度管理容器と、国際航空輸送を組み合わせたサービス
■ 出資先概要
会社名 | アスエネ株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階 |
設立年 | 2019年 |
代表者 | 西和田 浩平 |
従業員数 | 219名[2024年2月時点] |
事業内容 | CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」 ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」 カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営 |
ホームページ | https://corp.earthene.com/ |