～ 鉄道コンテナの積み替え業務を強化し、お客様のサステナビリティ経営をサポート ～
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社（社長：堀切智）のグループ会社、日本通運株式会社（社長：竹添進二郎）は、4月1日（月）から列車編成の一部を貸し切る「NXトレイン」サービスにおいて、新たな区間（東京～大阪間）での運行を開始します。また、新区間の貨物発着駅に隣接するNXグループ物流拠点において、トラックと鉄道コンテナの積み替え業務を強化することで、持続可能な物流体制の構築と輸送の効率化を図ります。
【背景】
NXグループは、2037年の創立100周年に向けた長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」実現を目指し、持続的成長と企業価値向上のためのサステナビリティ経営の確立に取り組んでいます。トラックを中心とした輸送形態から鉄道や船舶を利用した輸送形態へのモーダルシフト（低炭素な輸送モードへの転換）を積極的に進め、複数の輸送モードを組み合わせた柔軟なロジスティクスソリューションの提供や、お客様のCO2排出量削減に貢献するサービスの創出に取り組んでいます。
また、2024年4月には、トラックドライバーの時間外労働規制の強化により、将来的な労働力不足が予想されることから、長距離トラックや鉄道コンテナ専用トラックの安定した輸送力の確保が大きな課題となっています。
これらの課題を解決するため、鉄道貨物輸送の定時性と安全性という強みを最大限に活かし、2024年問題への対応の一環として「NXトレイン」サービスを拡充しました。また、鉄道コンテナ専用トラック（緊締車*）による輸送に加えて、貨物発着駅に隣接するNXグループ物流拠点でのトラックと鉄道コンテナの積み替え業務（トラック＆Rail）を強化することで、モーダルコンビネーションを推進し、環境負荷を低減するためのCO2排出量削減型物流サービスを提供していきます。
【サービスの概要】
| 運転開始日 | 2024年4月1日 |
|---|---|
| 発着駅と時刻 | 【下り】 東京貨物ターミナル駅 →大阪貨物ターミナル駅 ===百済貨物ターミナル駅 （東京都品川区） （大阪府摂津市） （大阪市東住吉区） （発）22:59 （着）07:05（発）10:48 （着）11:35 【上り】 百済貨物ターミナル駅===大阪貨物ターミナル駅 →東京貨物ターミナル駅 （発）17:07 （着）17:55（発）22:31 （着）06:30 |
| 列車編成 | 全24両編成のうち一部を日本通運にて利用 |
| 輸送内容 | 普通品 ※危険品、火薬類、廃棄物類、貴重品、海上コンテナは別途ご相談ください |
【積み替え業務の概要】
貨物駅に隣接するNXグループ物流拠点において貨物の一時保管や積み替えを行うことにより、貨物駅や配達先まで従来の*緊締車に加えてトラックによる輸送を行い、鉄道輸送のバリエーションを広げます。
NXグループは、あらゆる輸送モードを駆使し、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けてCO2排出削減に貢献する物流サービスを提供することで、これからもお客様のサステナビリティ経営をサポートしてまいります。
