ニュースリリース

日本通運、商船三井フェリーと提携し、東京-九州・瀬戸内航路のサービスを拡充

~ 新たに東京-北九州(苅田)間の海上輸送サービスを開始 ~

 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)のグループ会社、日本通運株式会社(社長:堀切智 以下、日本通運)は、2024年1月より商船三井フェリー株式会社(社長:尾本直俊 以下、商船三井フェリー)と新たにアライアンスを締結し、東京-九州・瀬戸内航路のサービスを拡充します。

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(本船「すおう」)

【背景】

 NXグループは、長期ビジョン実現のため「持続的成長と企業価値向上のためのサステナビリティ経営の確立」を推進しています。トラック中心の輸送形態から鉄道・船舶を利用した輸送形態へ切り替えるモーダルシフトを積極的に進め、複数の輸送モードを組み合わせた柔軟なロジスティクスソリューションの提供と、お客様のCO2排出量削減に貢献するサービスの創出に取り組んでいます。
 また、2024年には、トラックドライバーの時間外労働規制が強化されることにより、将来的な労働力不足も見込まれ、長距離トラック輸送についても今後の大きな課題となっています。
 このような状況の中、環境に配慮した内航海上輸送サービスの拡充や、トラック輸送から船舶を利用した輸送形態へ切り替える「モーダルシフト」を推進しています。

【新たなアライアンスの概要】
1.航路の拡充
 日本通運と商船三井フェリーとのアライアンスは、これまで東京-博多航路に限定されていましたが、新たに東京-北九州(苅田)航路を加え、東京-九州・瀬戸内航路を拡充します。これにより、効率的かつ安定的な海上輸送サービスを提供します。

2.中間寄港地の見直しによるサービスの安定化
 東京-博多、東京-北九州(苅田)の両航路の中間寄港地を見直しました。東京発および博多・北九州(苅田)発の船枠をより安定的に確保し、お客様の多様なニーズ(仕向地・輸送区間)に応じたサービスの提供が可能となります。

3.東京発北九州(苅田)向けのデイリーサービス化
 東京-博多航路において、東京発の便に苅田港への寄港を開始します。これにより、従来の東京発博多向けに加え、東京発北九州(苅田)向けをデイリーサービスとします。

 NXグループは、あらゆる輸送モードを組み合わせ、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けてCO2排出削減に貢献する物流サービスを開発・提供することで、これからもお客様のサステナビリティ経営をサポートしてまいります。

■航路(2024年1月以降(予定))

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■運航スケジュール(2024年1月以降(予定))

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