NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)のグループ会社、日本通運株式会社(社長:堀切智 以下、日本通運)は、一般社団法人日本物流団体連合会主催の第24回物流環境大賞表彰において、3つの取り組みで「特別賞」を受賞しました。
【特別賞】
1.低炭素な輸送モードへの転換に活用できる輸送商品の開発
~日本通運 ネットワーク商品企画部が受賞~
海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた国内複合一貫輸送サービス「Sea&Rail」に2つの新たなサービスを追加しました。また、日本通運が開発した鉄道と内航船の両方で使用可能な12ftハイブリッドコンテナ「RSVコンテナ」を利用することで、荷物を取り出して積み替えることなく鉄道と海上間を効率的にシフトすることが可能になりました。
■Sea&Rail日本海ルート(敦賀港-博多港):
近海郵船株式会社との連携により、日本海を経由する新たなルート(敦賀港-博多港)の運行を開始しました。
■Sea&Rail DG(Dangerous Goods):
北海道発着の危険品を対象とした輸送サービスであり、輸送制限の多い青函トンネルを回避し、NXグループが運航する内航船「ひまわり」と鉄道輸送を組み合わせた複合輸送サービスを新たに開発しました。
(Sea&Rail日本海ルート)
(Sea&Rail DG)
2.ダブルモーダルシフトによるCO2排出量および運転時間削減の実現
~三和酒類株式会社と日本通運 福岡支店が共同で受賞~
大分県から関西方面までの酒類製品のトラック輸送において、一部区間を内航船や鉄道輸送に切り替えることで、CO2排出量の削減とドライバーの運転時間の短縮を実現しました。また、京都府に新たなストックポイントを設置し、在庫量の確保とモーダルコンビネーションによる災害に強い安定供給体制の構築も行いました。
3.お客様のパレットにそのまま装着「プロテクトBOXライト」の開発によるパレット一貫輸送
~日本通運 ネットワーク商品企画部が受賞~
企業向け小口貨物輸送商品である「プロテクトBOX」に、新たにパレット分離型の「プロテクトBOXライト」を開発しました。パレットで出荷する貨物を積み替えすることなくパレットの外側に装着することで、作業時間の短縮や梱包資材の削減、さらには積載率向上による輸送頻度の減少を実現し、CO2排出量の削減に寄与しました。
(プロテクトBOX)
(プロテクトBOXライト)
NXグループは今後も、物流において環境負荷の低減を進めるとともに、省資源・循環型社会の構築に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。