ニュースリリース

日本通運、環境配慮型温度管理容器を利用した、新たな輸送サービスの販売開始

~日系物流企業として初めて、ワクチン輸送で実績のあるアンバリゾ社と連携~

 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)のグループ会社、日本通運株式会社(社長:齋藤充)は、日系物流企業として初めて、ワクチン輸送で実績のあるアンバリゾ社と連携し、環境配慮型温度管理容器を利用した、国際航空輸送用の新たなサービスの販売を開始しました。

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(環境配慮型温度管理容器)

【商品開発の背景】
 医療・医薬品産業分野を中心に、輸送において厳格な温度管理が求められており、また各産業において環境に配慮した物流サービスへの関心が高まっています。NXグループは、「NXグループ経営計画2023~非連続な成長"Dynamic Growth"~」のコア事業の成長戦略における重点施策として、医薬品産業を重点産業と位置付け、従来より温度管理輸送サービスを展開してまいりました。

 この度、日本通運は、アンバリゾ社(本社・フランス)と日系物流企業として初めて連携し同社の高い温度管理性能を持つ、再利用可能なパッシブ型(非電源型)の温度管理容器と、国際航空輸送を組み合わせた新たなサービスを開発し、温度管理輸送サービスを拡充しました。輸送中の温度を厳格に維持しつつ、お客様のCO2排出量削減に貢献する環境に配慮したサービスを提供いたします。

【サービス概要】

A.サービス名
 NX-SOLUTION 温度管理輸送サービス 環境配慮型温度管理容器

B.特長
(1)ISTA7D条件(※1)に対応した、高い温度管理性能容器を利用
(2)環境配慮型温度管理容器は、世界80カ国・地域で回収が可能
(3)再利用可能な容器での輸送により、サプライチェーンCO2排出量の削減に貢献

*1 :ISTA(International Safe Transit Association/国際安全輸送協会)による包装貨物の評価試験規格で、世界各国で広く採用されている国際規格の1つ。夏/冬それぞれを想定した既定の温度環境下に⼀定時間容器を晒し、内部の温度保持時間を試験します。

C.ラインナップ
 3つの温度帯で、お客様の貨物量に最適な内容量が選択可能

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 今後も、NXグループは、高度化・多様化する医薬品の物流ニーズにお応えするサービスをend-to-endでグローバルに拡充、展開してまいります。

【アンバリゾ(EMBALL`ISO)社について】
 1990年創業。本社所在地は、フランス・リヨン。30年以上にわたりコールドチェーンに使用される断熱梱包箱と高性能保冷剤の研究開発・製造および販売活動を展開。昨今のコロナ禍においてはワクチン輸送において使用されるなど世界各国のお客様から高い信頼を得ています。