~フォワーダーとして初~
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)のグループ会社、NX国際物流(中国)有限公司(董事長:杉山龍雄 以下NX中国)は、中国最大の港湾運営会社である上海国際港務(集団)有限公司(以下、SIPG)傘下の上港集団物流有限公司(SIPG Logistics Co., Ltd. 以下、SIPGL)と協業し、フォワーダーとして初めて、上海における国際混載トランシップ(コンテナを積み替え、再混載を仕立てる)のサービスを開始しました。
(国際トランシップサービスのイメージ)
【サービス開発の背景と特徴】
上海における国際混載トランシップサービスは、スペースの確保が難しい仕向地への出荷があるお客様へ、世界各国で500以上の航路がある上海の港を活用し、東南アジアをはじめとした各国からのトランシップ貨物と中国国内の輸出貨物を効率的に積載することで、リードタイムの短縮とコストの低減を実現するサービスです。
従来、上海でトランシップ(コンテナを積み替え、再混載を仕立てる)する場合は、フォワーダーの保税倉庫で積み替え作業を行う必要があり、貨物の移動と、税関手続きに時間がかかっていました。
NX中国は、 SIPGLと協業し、フォワーダーの保税倉庫を経由せずに上海CYに隣接するSIPGLの専用倉庫を利用する新たなトランシップサービスを開発し、トランシップに関わるリードタイムの短縮とコストの低減が可能となりました。
また、現在、特に北米航路のスペース確保が難しい状況になっておりますが、SIPGLとの連携により、SIPGと船社間で合意した北米航路のスペースを利用し、東南アジアなどの各地域から北米向けスペースが不足した場合のBCPソリューションとしてご利用頂くことが可能です。
■トランシップ作業のリードタイム
貨物到着(N) -D/O切替(N+1)-貨物入庫(N+2)-国内輸出貨物とコンバイン(N+4)-本船出港(N+6)
■航路例
ルーティング1:ポートクラン→上海→日本各港
開始時期:2022年1月
ルーティング2:フィリピン→上海→北米各港
開始時期:2022年2月
■上海港国際混載センター
所在地:上海市港建路1号