~先端機器の導入により省力化を実現~
当社は、羽田京浜島航空貨物センター(※1)のマテハン機器を一新し、5月31日(月)より稼働いたします。
(クロスベルトソーターを導入した自動仕分け機)
(安全祈願でスピーチをする長嶋常務執行役員)
高速・高品質な仕分け作業が実現できる最新のマテハン機器として、クロスベルトソーターを導入し、仕分け処理能力の向上を実現しました。仕分け作業時に貨物への衝撃が少なく、かつ貨物の形状による仕分け処理能力差が少ない機器で、安全性・確実性の向上を図ります。
従来は自動仕分け機に対して規格外の貨物は手作業で仕分けを行っていましたが、新たにスライドソーター方式の自動仕分け機を導入し、仕分け能力の向上を目指します。合わせて自動仕分け機への投入作業はAIを搭載したロボットアームを採用、トラックから自動仕分け機投入口までの搬送には自動ロールボックス搬送装置を設置し、さらなる作業の効率化・省力化を実現します。
当社は、羽田空港内および隣接したエリアに2つの国内航空貨物専用のハブ拠点を構えており、2017年に羽田空港貨物センター(※2)のマテハン機器を刷新しました。そして今回、羽田京浜島航空貨物センターの機器を刷新したことにより、羽田空港を発着する航空貨物をよりスピーディーかつ安定的に輸送できる基盤が整備されました。
今後ますますハブ空港としての役割が大きくなる羽田空港において、国際輸送と国内輸送のよりスムーズな連結を可能にしたことで、国内航空貨物に加え、輸出入貨物にもよりスピーディーな対応を実現し、国内外のお客様を最短で結ぶ高品質な輸送サービスを提供してまいります。
(※1)羽田京浜島航空貨物センター:羽田空港に隣接し、羽田空港に到着する航空貨物を仕分けし、日本最大の消費地である関東エリアなどへトラック接続する当社の施設
(※2)羽田空港貨物センター:羽田空港国内貨物地区内の好ロケーションを最大限活用し、羽田空港から発送する航空貨物を仕分けする当社の施設
【新自動仕分け機概要】
□設置場所
日本通運株式会社 羽田京浜島航空貨物センター
東京都大田区京浜島3丁目5番5号
□設備新旧比較
<自動仕分け機 新旧比較>
新 | 旧 | |
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仕分方式 | クロスベルトソーター | スチールベルトソーター |
仕分能力(自動仕分) | 12,000個/時 | 6,000個/時 |
仕分可能サイズ | 最大 700×600×800 長物 400×1400×400 |
最大 700×600×800 長物 400×1200×400 |
投入口 | 5ライン | 1ライン |
<規格外貨物自動仕分け機 新旧比較>
新 | 旧 | |
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仕分方式 | スライドソーター | 手仕分け |
仕分能力(自動仕分) | 4,000個/時 | 3,000個/時 |
仕分可能サイズ | 最大 800×900×800 長物 300×300×1500 |
- |
仕分可能重量 | 50kg/個 | - |
<ロボットアーム スペック> 自動仕分け機への投入業務の自動化
新 | |
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投入能力 | 600個/h |
最大荷重 | 30kg |
投入可能サイズ | 600×600×500 |
貨物認識方法 |
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安全装置 | ライトカーテン・レーザースキャナによる人侵入検知センサー・自動停止機能 |
<自動ロールボックス搬送装置> トラックから自動仕分け機投入口までの搬送自動化
新 | |
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搬送能力 | 1,440台/h |
安全装置 | 人侵入検知センサー・自動停止機能 |
(自動仕分け機 スライドソーター)
(ロボットアーム)
(自動ロールボックス搬送装置)