当社は、国土交通省が公募した東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会期間中の交通量抑制・分散を目的とする共同輸配送、平準化等に向けた実証事業に関して「内航船による海上コンテナの習志野市拠点への輸送」と「コンテナ仮置場(通運デポ)の活用」の2事業が選定されました。
大会期間中の交通渋滞などに伴い、輸送効率が通常時から大幅に低下し、配達作業の定時性に大きな影響を与えることが懸念される中、大会運営への協力と物流への影響を緩和して経済活動を支えるためには、業界として交通混雑の緩和や効率化を目指すための対策を講じる必要があります。
当社は、お客様からのご要望を踏まえ、代替となるルートの開拓や輸送モードの活用と組み合わせによるBCP対応ソリューションを提供し、お客様の事業継続を支えます。
「内航船による海上コンテナの習志野市拠点への輸送」
【実証事業内容】
東京港で輸入する海上コンテナを内航船で千葉習志野ふ頭へ海上輸送します。東京湾および周辺道路の混雑によって、配達先への運行が一日一往復のみであったところ、習志野ふ頭を配達車両の拠点としてピストン輸送することで車両効率を向上し、併せて東京都内の交通量削減に貢献します。
「コンテナ仮置場(通運デポ)の活用」
【実証事業内容】
都内主要幹線道路の日中の交通量の抑制、重点取組地区内の車両効率の向上を目的として、江東地区(予定)にコンテナ仮置場(通運デポ)を設置し、交通量の少ない夜間時間帯に東京貨物ターミナル駅から仮置場に配達貨物を移送し、日中に仮置場から配達を実施します。
仮置場については、複数の利用運送事業が利用することができるようにして共同化を図ります。
※対象配達エリアは江東区、江戸川区、浦安市、市川市向け配達とします。
○各実証事業の概要は、以下の国土交通省ホームページをご確認下さい。
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_tk1_000177.html
当社は、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会期間中における交通量抑制・分散に向け、物流を通じて積極的に協力していきます。