ニュースリリース

日通、江東区にAI・IoT技術を活用したショールーム型の最先端物流施設「NEX-Auto Logistics Facility」を6月開設

 当社は、東京都江東区の倉庫施設内に、最先端の物流機器を導入し、AI・IoT技術を活用したショールーム型の最先端物流施設「NEX-Auto Logistics Facility」を開設します。同施設は、2020年6月の稼働開始を予定しています。

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(完成イメージ)

 近年、物流業界は少子化・人口減少に伴う労働力不足が深刻化しており、また、政府が進める「働き方改革」への取り組みもあり、物流現場における自動化・省人化設備の導入が求められています。
 しかしながら、既存倉庫への先端物流機器の導入には、最適な機器の選定、大規模なレイアウト変更、作業フローの見直しのほか、投資資金負担などの諸課題をクリアする必要があります。

 

 今般開設予定の「NEX-Auto Logistics Facility」は、物流センター内の各作業工程を細分化し、物流現場の効率化・省人化を実現するため、先端技術を活用した複数の物流機器を導入します。また同施設では、アパレル関連の商品を取り扱い、入庫から保管・ピッキング・梱包・出庫に至るまでの物流センターとして実稼働している物流機器等をお客様に見学して頂く、ショールーム型の施設とします。
 当社は、お客様毎の施設、商材の特性等を踏まえ、お客様にとって最適な最先端の物流機器と当社の「現場力」を融合した新しいソリューション「NEX-Sustainable Logistics on New Style」としてシェアリングサービス等の実現により、お客様のロジスティクスに関する課題解決に向けた、物流ソリューションを提供していきます。

【当施設の特長】

1.導入予定の最先端物流機器

  1. 保管効率を最大限に高めたロボットストレージシステム 「AutoStore」
  2. 保管効率の向上、省人化を目的とした自動搬送ロボット 「EVE」
  3. 省人化を目的とした無人自動フォークリフト 「RACK FORK AUTO」
  4. ロールコンビのガイドレス自動搬送装置 「AGV」
  5. 倉庫作業の省人化を目的とした追従運搬ロボット 「THOUZER(サウザー)」
  6. 画像処理技術を応用したデジタルピッキングシステム 「プロジェクションピッキングシステム®」
  7. RFIDタグを活用した検品作業の効率化 「RFIDトンネルゲート」

2.物流管理システム

  1. 当社のグローバル標準倉庫管理システム 「WMS」
  2. ㈱日通総合研究所の倉庫作業分析ツール 「ろじたん」
  3. RFIDを利用したICタグによる入退室管理システム 「Smart Card」

3.その他

  1. プレゼンテーションエリアの設置
  2. 社内向けロジスティクストレーニングセンターの設置
  3. 最新物流機器の展示エリアの設置

【施設概要】

名称 NEX-Auto Logistics Facility(NEX-ALFA)
住所 東京都江東区新砂2-4-10 日通新砂5号3階
床面積 2,998m2

 当社は、今後も日々進化する物流機器と当社のオペレーションを融合することにより、お客様のニーズにお応えする物流ソリューションを研究・開発し、企業理念に掲げる「物流から新たな価値を創る」ことを目指します。