ニュースリリース

日通、CEIV Pharma認証取得に向け、成田空港コミュニティに参画

 当社は、成田国際空港株式会社(社長:田村明比古)が主催するコミュニティに参画し、IATAが提唱する医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma」の取得を目指します。

 医薬品業界では、医薬品の適正な流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)がEUで法制化されており、日本においても2018年12月28日に日本版GDPガイドラインが発出されるなど、原料や素材の調達から最終消費者への供給に至るまで、厳格な管理がグローバルレベルで要求されています。
 当社は、今年度から開始した「日通グループ経営計画2023~非連続な成長"Dynamic Growth"~」において、医薬品産業を重点産業と位置付けており、GDPに基づく品質管理に加えて、医薬品供給のBCP対応やドライバー不足への対応を含め、医薬品物流の全体最適を実現する医薬品サプライネットワークを構築すべく、核となる国内4拠点(東日本、西日本、九州、富山)の倉庫建設を順次着工しています。
 この度、全国の医薬品貿易額の約半分を占める成田空港において、世界各国のGDP基準を包括した同認証を取得することで、より安全で高品質な医薬品輸送サービスを、グローバルに提供していきます。

【今後のスケジュール】

2019年9月 成田空港コミュニティ結成
2019年10月~2020年度上期 トレーニングの受講、監査、認証検査の受検
2020年度下期 認証取得(予定)

CEIV Pharma(The Center of Excellence for Independent Validators in Pharmaceutical Logistics):IATA(国際航空運送協会)が策定した医薬品の航空輸送に関する品質認証制度で、世界各国で異なる医薬品の保管・輸送基準(GDP)を包括した高い基準を定めている。