~欽州経由に比べ、さらにリードタイム短縮~
当社の現地法人、日通国際物流(中国)有限公司(董事長:杉山龍雄)は、2018年6月から、重慶から各地を鉄道輸送と海上輸送で結ぶ複合一貫輸送サービスに、今年2月より開始した欽州経由のルートに加え、寧波を経由した新ルートの販売を開始しました。
【サービス内容】
重慶SEA&RAILサービス(寧波経由)は、重慶から寧波までの鉄道輸送と、寧波港から日本や米州・欧州の主要港までの海上輸送を組み合わせたものです。寧波港は世界4位のコンテナ取扱港で、航路数や入港船舶数が多いため、多様な航路選択が可能となります。また、寧波は日本の主要港までの輸送日数が短いため、欽州経由に比べ、平均して5日程度のリードタイムが短縮し、重慶から東京までのリードタイムは約11日となります。
※参考:重慶CY発-東京CY向けの例(当社比)
【サービス開発の背景】
重慶SEA&RAILサービスは2月から販売を開始しており、経由地である欽州がベトナムに近いことから、東南アジア向けに多くのご利用を頂いております。通常、重慶からの海上輸送は長江を利用し内航船で上海まで輸送しています。長江の冬季渇水期や春節時期の三峡ダムの修繕工事による内航船スケジュールの影響は軽減されていますが、現在でも長江を利用した内航船での輸送日数は重慶-上海間で15日前後を要しています。霧などの気象条件による影響を受け不安定になりやすい条件下で、特に日本向けに安定した輸送スケジュールを希望するお客様の要望に応えるため、今回の新ルートを開発しました。
当社は、今後も多様化する物流ニーズにお応えすべく、様々なモードを組み合わせた新しい輸送商品を開発し、「グローバルロジスティクス事業の更なる拡大」に努めます。