ニュースリリース

米国日本通運、テキサス州ラレドの拠点を移転・拡充

当社の現地法人、米国日本通運株式会社(社長:内田敏朗)は、テキサス州ラレドにある拠点を移転・拡充し、このほど2017年9月より営業を開始しました。

ラレドはアメリカとメキシコの国境近くの都市で、自動車産業が盛んなアメリカ中西部とメキシコ中央高原エリアを結ぶNAFTA回廊のルート上に位置し、両国に関わる貿易を取り扱う重要なエリアです。

新施設のラレドロジスティクスセンターは、従来の施設に比べて倉庫・事務所を合わせて約2倍の広さになります。また、ロジスティクスセンターの機能とトラックコントロールセンターの機能を併せ持ち、アメリカ国内および海外で生産された自動車部品や自動車関連材料などを国境近くに保管しメキシコ側へ納品、メキシコ側で生産された自動車部品などをアメリカ側で各自動車メーカーが手配するミルクラン(巡回集荷)へ引渡す拠点となっています。

【ラレドロジスティクスセンターの特長】

  1. FTZ(Foreign Trade Zone:外国貿易区域)を保有しており、国境近くに保税状態で商品を保管、注文に応じて両国への納品が可能。また、海外からの輸入の際、アメリカ到着時に輸入関税を支払うことなく当施設で保管ができ、メキシコへの納品時には米国での輸入関税の発生がないまま、輸送を行うことができます。
  2. 各自動車メーカー指定のミルクラン倉庫であり、お客様の要望に応じて、ピッキング、検品、仕分け、梱包、詰替え作業などの高付加価値サービスの提供が可能。施設内には、特別作業専用のソーティングルームを設置しており、外部のほこりを遮断した環境で作業を行うことができます。
  3. トラックコントロールセンターを設置しており、アメリカ、メキシコ国内輸送および国境通関プロセスを含んだ両国間のクロスボーダートラック一貫輸送が可能。煩雑な国境輸送手続きを当社スタッフが対応します。

当社は、自動車産業を中心に活発化するアメリカ~メキシコ間のクロスボーダー物流において、ロジスティクス機能を強化するとともに、お客様の様々なニーズにお応えし、「グローバルロジスティクス事業の更なる拡大」に努めます。

【施設概要】
名称 米国日本通運株式会社 ラレドロジスティクスセンター
(NIPPON EXPRESS USA, INC. LAREDO LOGISTICS CENTER)
住所 9001-B Killam Industrial Blvd, Laredo, TX 78045, U.S.A.
倉庫面積 8,660m2
事務所 630m2
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