ニュースリリース

日通、中国

2015年8月11日

~従来の海上輸送サービスに比べ、輸送日数を10日以上短縮~

 当社の現地法人、日通国際物流(中国)有限公司(社長:松尾純利 以下、中国日通)とタイ日本通運(社長:榎田弘 以下、タイ日通)は、7月1日から、中国・昆明とタイ・バンコク間をつなぐ新しい陸路チャーター輸送サービスの提供を開始しました。

【本サービスの特徴】

  • 従来の海上輸送では2週間以上要していた昆明~バンコク間のDoor to Doorサービスを、最短4日間と大幅に短縮
  • 昆明でコンテナに積み込み、コンテナのままバンコクまで一貫輸送するため、荷物の積み替え作業が無く、ダメージリスクを低減
  • 海上輸送に比べ船の運行スケジュールによる制約がなく、柔軟な輸送対応が可能
中国車両とタイ車両

(中国車両とタイ車両)

南北回廊陸路輸送ルート

(南北回廊陸路輸送ルート)

【サービスの概要】

  1. 昆明で40フィートコンテナに積み込み、中国日通の車両でラオス国境まで陸上輸送
  2. 中国/ラオス間で通関後、タイ日通の車両にコンテナごと積み替え
  3. そのままラオス国内を通過
  4. タイ日通の車両にコンテナを積んだまま、ラオス/タイ国境で通関
  5. バンコクまで、一度もコンテナを開けること無く陸上輸送
    貨物内容、物量などによりコンテナではなくトラック(バンボディー)を利用する場合は、中国/ラオス通関の際、中国日通の車両からタイ日通車両への積み替えを行います。

 従来、中国内陸部からASEAN方面への輸送は、空路による直送を除けば一旦沿岸部の深圳、香港を経由していたため、リードタイムに課題がありました。
 当社は、昨年7月に貴州省貴陽に、本年4月には雲南省昆明に拠点を開設し、中国西南部からASEAN域内への物流サービスの改善を検討してまいりました。今後も、発展が期待される中国とASEAN域内をつなぐ様々な輸送・ロジスティクスサービスを提供し、グローバルロジスティクス事業のさらなる拡大に努めます。

以上