ニュースリリース

2010年度の内航海上輸送サービス取扱い実績について

2011年4月21日

 当社は、2010年度の内航海上輸送サービス取扱い実績をとりまとめました。

  実績 前同 伸長率
12フィート コンテナ数 201,107個 203,904個 ▲1.4%
トレーラ台数 40,743台 38,298台 6.4%
12フィートコンテナ換算個数 323,336個 318,798個 1.4%

◇概 況

  • 全体
    輸送受注状況は緩やかに回復しつつありましたが、12フィートコンテナ(以下、12Fコンテナ)の発送実績については前年比2,797個の減となりました。トレーラ台数は前年を2,445台上回り、輸送ロットの二極化を反映しております。また、年度を通じモーダルシフトに対応したセールス強化と、各航路の品質・定時性の確保によるサービスの向上に取り組んだ結果、12Fコンテナ換算個数は前年を上回りました。
  • 航路別
  1. 「東京‐北海道航路」
    北海道発アルコール原料の出荷増、東京発飲料輸送数量増もあり、積載個数は対前同3,940個増(12F換算:+2.8%)となりました。
  2. 「東京‐九州・瀬戸内航路」
    飲料関係や、増税による原料たばこの出荷増、さらにトレーラ貨物の増加により、対前同3,197個増(12F換算:+2.8%)となりました。
  3. 「関西‐北海道航路」
    北海道発の紙製品および馬鈴薯やビート等の不作による農作物自体の出荷減、それに伴う砂糖製品の出荷減により、対前同2,599個減(12F換算:▲7.8%)となりました。

◇東日本大地震に伴う、内航部門への影響について

  • 内航定期“北海道~関西航路”の寄港地である石巻港が津波で被災し、寄港不能となったため、同航路は石巻港を抜港して運行しております。
  • 地震による線路の被災で、輸送枠を十分に確保できなくなった鉄道の代行輸送として、不定期船(499t型)2隻を“北海道~東京航路“に定期投入したほか、同航路に定期就航する大型ROROコンテナ船「ひまわり1」の輸送枠の一部も提供いたしました。さらに、仙台塩釜港へは同船の臨時寄港を行い、支援物資輸送にも対応いたしました。

以上