ニュースリリース

日通、ロールボックスを利用した日本-中国華東地区間ドアツードア一貫輸送サービスを開始

2010年3月5日

 当社は2010年4月から、日本と中国華東地区間においてロールボックス単位で貨物を相互に輸送する、ドアーツードア一貫輸送サービスを開始いたします。

 本サービスは日本と中国華東地区の主要都市間を結んで、ロールボックス1個単位から輸送をお引き受けするもので、中国側においては、当社現地法人である上海通運国際物流有限公司(社長:小麥俊也)並びに蘇州日通国際物流有限公司(社長:関沢潔)が集荷及び配達を行います。
 博多~上海間を、当社子会社の上海スーパーエクスプレス株式会社(社長:寺内昌弘)が運航する高速RОRО船を利用することで、航空便並みのリードタイムを実現するとともに、運賃については、日本国内輸送料と海上運賃、中国国内輸送料をそれぞれ1ボックス単位とし、わかりやすい料金体系を設定しました。
 当社ではこの他にも、日本と中国山東省青島地区及び韓国間で、下関港発着の高速フェリーを利用したロールボックスによる一貫輸送サービスを既に販売しており、今後、下関港と蘇州太倉港間に就航中の高速フェリーを利用したサービスも開始していく予定です。

 今般使用するロールボックスは、当社が日本国内の路線便や企業間物流、引越しサービス等で使用しているキャスター付きのスチール製輸送容器で、小ロットの輸送に適しており、集荷先から配達先まで専用カバーで被われたまま一貫輸送されるため、貨物の汚損などを防止できるメリットがあります。
 また、当社は中国の主な免税輸出入管理制度のひとつである「免税手冊制度」を活用し、ロールボックスを輸送容器として中国税関へ申請(免税手冊申請)することで、中国における輸出入において適切な保税管理を実施、安定したサービスを提供いたします。

 本サービス開始により、当社はお客様の日中間の輸送をサポートしながら、BtoBの企業間物流のみならず、Eコマース市場や海外引越し等のBtoC、CtoC物流へのニーズにも対応してまいります。

以上


ロールボックス日中一貫輸送サービス