2005年10月31日
当社は、企業が保有する個人情報や機密情報などの「デジタルデータ」を保管する新サービス「日通セキュアードサービス(通称:NSサービス)」を11月中旬から全国で販売開始します。
本年4月に施行された「個人情報保護法」への取組みをはじめとして、非常事態に対するBCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)の策定、2008年3月期からの導入が見込まれている日本版SOX法(※)への対応など、企業の情報管理は大きな経営課題となっています。
NSサービスでは、「新高速秘密分散法」という技術で国際特許を出願しているトラステッドソリューションズ株式会社(会長:傳田信行、社長:杉原英文)と業務提携することにより、「デジタルデータ」を2つのパーツに暗号化・断片化し、それぞれ単体では内容の識別を不可能にします。一方のデータパーツはインターネット経由でデータセンターとバックアップセンターに送信、もう一方のデータパーツは磁気テープに記録後、日通の個人情報貨物専用輸送システム「プライバシーガード」などで輸送し、複製を製作のうえ、所在地の異なる2カ所のセキュリティ施設で安全に保管します。すなわち2つのデータパーツをそれぞれ2カ所ずつでガードすることにより、災害対策を万全にしています。また、データ保管の自動化・アウトソーシングにより、関係業務に携わるシステムエンジニアの人件費などのコスト削減も可能にします。
さらに今後は、「書類」についても、バイオセキュリティ(生体認証)による入退管理機能を持った耐震構造倉庫を設備し、保管・廃棄・書類のスキャニングによる電子データ化といったサービスも展開する計画です。
当社は、これからも情報管理を基軸とした付加価値の高い輸送・保管サービスを開発し、お客様企業のニーズにお応えしてまいります。
以上
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