2004年10月28日
当社のオランダにおける現地法人・オランダ日本通運株式会社(社長:藤井俊彦)は、かねてからロッテルダム港湾地域(マースフラクテ物流団地内)に物流施設を建設していましたが、この10月25日に竣工式を執り行い、稼動を開始しました。
当該施設は、当社が欧州地域において掲げている欧州域内物流統合構想のもと、増加するお客様企業の物流需要に応えるため、従来の第1期建設部分(2001年5月竣工、倉庫延床面積10,750m2)に大規模に増築したもので、合計で約44,000m2の倉庫延床面積を誇る当社グループでは最大級の施設です。
面積125haに及ぶマースフラクテ物流団地は、ライン川の支流であるマース川河口に位置し、欧州一の貨物取扱量を誇るロッテルダム港のデルタ・ターミナルに隣接しています。ここからは、バージ・鉄道・トラックなどの様々な輸送手段を使い、東はチェコやオーストリア、西はアイルランド、南はイタリア北部、北はノルウェー南部といった欧州の大半の地域に24時間以内のデリバリーが可能で、まさしく欧州物流のゲートウェイと呼ぶにふさわしいエリアです。
今回の増築により、この施設には、53のトラック・ドックと合計25,894 ユーロ・パレット(120cm×80cm)が収納できる高さ約11mの高床ラックが備えられました。また、高床ラックに対応したリーチ・トラック、コンビ・トラックによる作業の効率性と安定性を高めるために、床面についても、水平で表面の凹凸を最大限排除した特殊な加工を施しています。
当社は、この最新鋭の設備・機能と恵まれた立地を最大限に活かし、高度化するお客様のサプライ・チェーン・マネジメントに的確に対応して、欧州におけるビジネスと物流の拡大により一層貢献してまいります。
以上
〔施設概要〕 | |||||||||||||||||||||
オランダ日本通運(株)アムステルダム支店 マースフラクテ倉庫 〔Nippon Express (Nederland) B.V. Amsterdam Branch, Maasvlakte Warehouse〕 |
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