ニュースリリース

日本通運・商船三井フェリー 東京~博多航路において共同運航が本稼動、新造高速RORO船4隻が全船就航

2004年01月07日

 商船三井フェリー株式会社(社長:中村清次、本社:東京都港区)と当社は、東京~博多航路に投入した高速RORO船4隻(モーダルシフト船)の全船が就航し、昨年10月から開始された共同運航が本稼動を開始いたしましたのでお知らせいたします。なお、詳細は次の通りです。
 
  [航路]
東京 徳山 博多~岩国~東京航路
東京     博多~宇野~東京航路
  [運航隻数]
商船三井フェリー株式会社(MOLF)   2隻
当社   2隻
  [運航便数] 毎日運航(日曜日を除く、週6便)
  [本船要目(概略)]
  船名
「ひまわり5」 (当社 2003年10月就航)
「さんふらわあ はかた」 (MOLF 2003年11月就航)
「さんふらわあ とうきょう」 (MOLF 2003年12月就航)
「ひまわり6」 (当社 2004年 1月就航)
  総トン数 約10,470トン
  載貨重量トン 約6,202トン
  全長 約166.9m
  航海速力 約23.0ノット
  積載能力
12mトレーラー 約160台
【12フィートコンテナ・シャーシ50台(12フィートコンテナ150個分)を含む】
乗用車 約251台
 
 従来、東京~博多航路には、商船三井フェリーがRORO船4隻を配船し、週6便のサービス、当社がROROコンテナ船2隻を配船し、週3便のサービスを行っておりました。
 昨年10月に共同運航が開始され、新造高速RORO船を既存船と順次入れ替え、本年1月、新造高速RORO船4隻の就航が完了し、両社によるデイリーサービスを確立いたしました。
 これにより、船舶の大型化が図られ、積載能力は既存船6隻と比較して約30%増強されるとともに、東京~博多間の運航時間を約4時間短縮することができ、大幅な高速化と定時性の確保により、関東・九州地域における国内航路利用のお客様の拡大を目指すとともに、国土交通省が強力に推進している「モーダルシフト」政策の一翼をより一層担うことにより、地球環境に優しい輸送サービスを提供します。
 さらに、近年激増している日中間の物流も視野に入れ、昨年11月から運航を開始した「上海―博多間高速RORO船、上海スーパーエクスプレス」のサービスとも連携し、東京~博多・博多~上海が高速RORO船で結ばれることとなり、関東経済圏と上海近郊地区とがより利便性の高いシームレスなサービスの提供が可能となりました。
 また、高速RORO船を使用することにより、トレーラー輸送、コンテナ輸送はもとより、重量物・車両輸送、冷凍・冷蔵コンテナ輸送、JRコンテナ利用輸送等が可能となりお客様の多様なニーズにもお応えしてまいります。
 
ひまわり5   さんふらわあ はかた
「ひまわり5」   「さんふらわあ はかた」
     
ひまわり6   さんふらわあ とうきょう
「ひまわり6」   「さんふらわあ とうきょう」

以上