2002年07月11日
松下電工株式会社(本社:大阪府門真市 社長:西田一成)と当社は、3PL事業を行う物流会社を2002年2月に共同出資で設立し、稼動準備を進めてきました。そして第一種利用運送事業の認可を得たことを受け、8月1日から事業を開始します。大手電機メーカーと大手物流会社の提携による3PL会社の設立は、国内では初めてのケースです。
新会社(ナイス・ロジスティクス株式会社)は、まず松下電工の物流業務を全面受託し、物流面でのCSを向上させながら、松下電工のSCM展開に合わせて、共同物流、連結による全体最適化などで物流の効率化をすすめ、3年後に現状物流コストの30%削減を目指します。
当初は電器、電材ルートの物流業務からスタートしますが、来年以降、順次住設建材ルート、制御機器ルートの物流業務に拡大し、将来は、関連会社を含めた調達・生産物流、販売物流、グローバル物流の全領域に事業展開し、松下電工グループとして効率的な物流体制を構築していきます。
当社は、新会社に対し、保有するノウハウ、システム、ネットワークを提供し、合理化活動を支援することで、松下電工のグローバルに展開するSCMを物流面でサポートします。
以上
|
|||||||||||||||||||||||||
■実施内容 | |||||||||||||||||||||||||
8月1日には、現在松下電工の物流部門で行なっている電器、電材ルート代理店への物流業務(電器・電材物流部が担当している販売一次物流)を全面的に新会社へ移管します。 電器・電材物流部の人員はすべて新会社へ出向し、物流拠点(10拠点)、運用システム、担当業者など、現在のすべての業務をそのまま引継ぎます。当社からの出向者は、新会社の経営、企画、管理、営業面をサポートし、合理化推進を支援します。ITを活用した新しい競争入札システムの導入や、科学的分析による料金体系の見直しなど制度改革を順次実施し、現状コストの削減に取り組みます。また、他社との共同配送、共同保管、グローバル物流など新規領域への事業展開も進めていきます。 |
|||||||||||||||||||||||||
■新会社設立の背景 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
■新会社設立の経緯 | |||||||||||||||||||||||||
上記のような背景のもとで、松下電工では、グローバルに展開するSCMに対応して、物流面でのCSを向上させつつ市場競争力を高め、なおかつ大幅なコスト削減を実現するために、3PL方式を始めいくつかの対応手段の検討を行ってきました。また、そのための最適物流業者を探していました。そうしたなかで3PL推進で最も信頼性があり、グローバル展開にも強い当社がパートナーとして最適であるとの結論に達し、相談を持ちかけ提案を求めました。 当社は、松下電工の物流を長年担当してきた経験から、松下電工の物流業務を熟知しており、専門業者の立場から具体的な提案をしました。また豊富なノウハウ、インフラをスケールの大きい松下電工物流に適用することで、大きな効果が期待できるとともに、本格的な3PL事業を確立することで、経営体質を強化し、企業価値を高めることにも結びつくと判断しました。 上記のように両社はお互いの狙いが合致し、またメリットを認め合った上で3PL事業を行う新会社を共同出資で設立することで合意致しました。 |
|||||||||||||||||||||||||
■新会社の具体的な推進項目 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
■新会社の概要 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
■今後の展開 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
■新会社の物流事業領域(参考図) | |||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||